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AIに記事を書かせてみたら、いかにもAIが書いた感じだな、と思ったことはありませんか?
私も最初は、文章の上手さに感心しつつ、どこか”いかにもAIらしい”のが引っかかっていました
上手いのに、いかにもAIっぽい
読者からすると”どれもAIが書いた記事”に見えてしまって、そのブログを読む理由が薄くなります
ネタの探し方も、記事の入稿も、ここまでで仕組みにしてきました
残っている最後のピースが、この”AIっぽさを消して自分の文体に寄せる”という部分です
AIに記事を書いて入稿までしてもらう土台は、前回 AIに記事の入稿まで任せる仕組み で作りました
今回は、そのブログ用のAIから”AIっぽさ”を抜いて、自分の文体に近づける話です
やることは、大きく3ステップです
ルールを言葉にして渡す・過去記事から癖を抽出させる・書かせて直す
この順で、AIっぽさを少しずつ削って自分の文体に寄せていきます
ジャベ雄ルールを渡すだけで、そんなに変わるの?



けっこう変わります
素のままだと、いかにもAIらしい”平均的にうまい”文章になりやすくて、書き手の色までは出しにくいんです
まず、育てる前の”素のAI”が、どうして”いかにもAI”に見えるのでしょう?
正体が分かると、どこに手を入れればいいのかが見えてきます
AIっぽさは、いくつかの癖として表れます
代表的なのは、この4つあたりです
どれも、文章としては間違っていません
ただ、積み重なると“いかにもAIが書いた記事”に見えて、自分の色が消えていきます
逆に言えば、この癖を1つずつ消す指示を渡せば、AIっぽさは抜けて自分の文体に近づきます
その”指示のまとめ方”が、これから紹介する育て方です
AIっぽさの正体は、語尾・断定・読点・言葉選びの4つの癖です
裏を返せば、直したい癖が、そのまま渡すべきルールになるということです
育て方は、大きく3ステップです
先に流れを出しておくと、いま自分がどこにいるのかが分かりやすくなります
自分が書くときの決まりごとを文章にして、AIに渡します
自分が書いた記事をAIに読ませて、文体の特徴を挙げてもらいます
実際に1本書かせて、気になった所を直しては、ルールに足していきます
最初のステップは、自分の書き方のルールを言葉にして、AIに渡すことです
頭の中にある”なんとなくの好み”を、AIが読める形に書き出す作業になります
私が実際に渡しているルールから、代表的な3つを見ていきましょう
語尾・使わない言葉・読点の付け方、この3つだけでも文章の印象はかなり変わります
1つ目は、語尾のルールです
「です・ます」を3回続けないで、体言止めや問いかけを混ぜる、というのを決めています
さらに、文末に句点(。)を残さず言い切るのも私の癖です
句点を減らすと、読んでいてリズムが軽くなって、話しかけるような雰囲気が出ます
2つ目は、使わない言葉を決めておくことです
盛りすぎた表現をリストにして、AIにあらかじめ避けてもらいます
たとえば「絶対」「必ず」のような強い言い切りは、「原則」「おすすめ」に言い換える
「神アプリ」のような持ち上げすぎる言葉は、「便利」くらいに落とす、といった具合です
狙いは、上から目線や大げさな印象を減らすことです
読者との距離が近い、等身大の文章にしたいので、盛る方向の言葉を先に外しておきます
3つ目は、読点(、)の付け方です
私は20〜30字に1回くらいを目安にして、読点を入れすぎないようにしています
名詞をいくつか並べるときは、読点でなく「・」や「/」でつなぐ
たとえば「グラフビュー、バックリンク、テンプレート」より「グラフビュー・バックリンク・テンプレート」のほうが、すっきり読めます
それと、本来切れる文どうしを読点でずるずる繋がないで、いったん言い切ってから分ける、と決めています
ついでに、強調の濃さも同じくルールの1つ
太字は本文130字に1つくらい、色付きの最重要マーカーは記事に数か所だけ、と決めておくと、大事な所がぼやけません
私の文体ルールのファイルには、ほかにもいくつか決まりがあります
どれも、書いていて自分がやりがちな癖を、後から言葉にしたものです
こういう細かい積み重ねが、AIっぽさを削って自分の色を残すことにつながります
ここで1つ、続けるためのコツがあります
このルールを毎回口で説明するのは、けっこうな手間です
そこで私は、ルールをファイルに書いておいて、記事を書くたびAIに毎回読ませています
私が使っている前回のClaude Codeだと、コピーして貼り直さなくても、AIが最初にルールを読んでから書き始める、という形にできます
ファイルを使わない、チャット中心の人はどうすればいいのでしょう?
ChatGPTやClaudeの”カスタム指示”にルールを保存しておくか、決まった依頼文を用意して毎回貼るだけでも十分です
ファイルにして自動で読ませる仕組みの、具体的な置き方までは、この記事では踏み込みません
設定ファイルの置き場所と役割は本家ブログの Claude Codeの設定ファイル早見表 にまとめているので、深く知りたい人はそちらへどうぞ
ファイルの仕組みは、後からでも大丈夫です
まずは”ルールを言葉にして毎回渡す”という考え方さえ押さえておけば、チャットだけでも育てていけます
2つ目のステップは、自分の過去記事をAIに読ませて、文体の癖を抽出させることです
自分では気づいていなかった癖まで、AIが言葉にしてくれることがあります
自分が書いた文章を数本AIに渡して、「私の文体の特徴を箇条書きで挙げて」とお願いする、それだけです
すると、語尾の傾向・よく使う言い回し・一文の長さといった特徴を、並べて返してくれます
まだ記事が少なくても大丈夫です
過去に書いたメール・SNS投稿・日記など、自分の言葉で書いた文章なら代わりに使えます
ここで大事なのが、挙がった特徴を全部そのまま採用しないことです
AIの分析はあくまでたたき台なので、どれを”自分の味”として残すかは、人が選びます
AIが挙げた癖を、鵜呑みにしないのがコツです
「これは残したい」「これはただの手癖だから直したい」を人が仕分けして、残すものだけをルールに昇格させます
この仕分けを通すと、なんとなくの好みが、はっきりした”ルール”に変わるはずです
癖を挙げるのはAI・残すかどうかを決めるのは人、という分担がここで効いてきます
3つ目のステップは、実際に書かせて、直しながら覚えさせることです
ここまでで作ったルールで1本書かせて、気になった所を直していきます
直すときは、「ここはこう直して、次から同じようにして」と伝えるだけです
そのうえで、その直しをルールに1行足しておくのを繰り返します
回すほど、同じ直しをする回数が減っていきます
この“直しが減っていく感じ”が、AIが育っている手ごたえです
最初から完璧を狙う必要はありません
1本ごとに1つか2つ、ルールが増えていけば、それで十分に育っていきます



直すたびに、ちょっとずつ自分の書き方になってきた気がします



その感覚で合っています
直した分をルールに残しているので、次からは同じ所を直さずに書けます
文体の育て方でも、AIと私の分担を整理しておきます
AIに任せた範囲
人が握った範囲
そう判断した理由
文章を速く量産するのは、AIが得意なところです
ただ、文体は”自分らしさ”そのものなので、何を残すかの価値判断と、世に出す責任は、人が握っておくべきだと考えています
ブログ用AIの育て方を、3ステップで振り返ります
ルールを言葉にして渡し・過去記事から癖を抽出させ・書かせて直す——この繰り返しで、AIっぽさが抜けて、自分の文体に近づきます
最初から全部やろうとしなくても大丈夫です
まずはルールを3つほど書いて渡すところからで、十分に手ごたえは出ます
最後に、次の一歩です
文体まで育ったAIに、前回作った 入稿まで任せる仕組み で下書き入稿までさせると、リサーチから文体・入稿までが一本につながります
ネタ探し・執筆・入稿と積み上げてきた仕組みが、これでひとつの流れになります
あとは、その流れを回しながら、ルールを少しずつ育てていくだけです
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